12月15日(水)
市議会にて質問しました。(主な質問をピックアップ)
●阿南市消防本部のBCPについて 地震が発生すると、阿南消防本部から那賀川大橋に向かうスロープと、那賀川大橋下の道路においては東西にそれぞれ100mが、1mから4m地盤沈下することを説明。
消防本部を移転するのか 道路を整備するのか 方針は決めたのか?と 問いました。市長の代理で消防長が答弁し、現在は鉄板が約50枚と土嚢2.5トンを備蓄しておる状況との答弁でした。対策が進んでおらず、市民の安心と安全を確保できるよう改善すべき、消防BCPを策定すべきと要望しました。
●水道BCPについて 和歌山で水管橋が崩落したことに触れ、阿南市の水管橋更新について問いました。
阿南市の水管橋はφ600mmの長径で築50年を経過しており、耐用年数40年を超過して耐震化も進んでいません。
富岡の配水地(過去の質問で更新を要望して現在建設中)と水管橋はセットで更新を実施すべきであり、水管橋が崩落した場合、影響は甚大であり地震が発生した時には耐震化できていない水道配管、水管端ともに破裂し長期に断水することなど説明、早急に更新すべきと問いました。配水地は現在4000立方メートルのものを適正な計算で見直し、6400立方メートルに更新中です。市長からは更新進めるとの回答をいただきました。
要望として、水管橋だと津波の時に崩落の可能性もあり河底を配管することなども検討し、安価で良案を検討し早期に対策するよう要望しました。
●消防分団の詰所について 地震が発生すると阿南市液状マップを見ると市内全域が液状化となる現状、津波が来た場合、阿南消防本部も南出張所も機能しないことが予想され、地域の消防分団の果たす役割は大きいことを説明。 しかしながら、ここ数年、高台移転は進んでいない。
市長の代弁で消防長から回答があり、分団の移転は消防団員が場所を決めて幹部会で決定しているとのことでした。
私からは、分団の方に用地交渉などを押し付けるのではなく、分団から相談があればサポートすべきである。津波が来た時に団員は阿南市の資産である消防自動車を守ることは困難。しかも分団で用地を決めるとしているが、ルールの主導権は阿南市にあり、分団の詰所も車両も阿南市の財産である。今後については高台などに設置を進めるべきと要望させていただきました。
●地域公共交通について バスは通学や買い物、通院に必要であることを説明した上で、バス会社は、その殆どが補助金で賄っている状況(約80%以上を市の負担である現状)であり、バスが空気を運んでいる現状を放置するとはできないと問いただしました。
今後、対策を進めて行くとのことですが、富山県富山市はバス料金を片道100円にして高齢者乗車率が24%アップしたことで高齢者の医療費が年間1億2千万円削減となった事例を改めて説明し、単に税金を投入するのではなく、好循環となる仕組みと合わせるべき。
また、その仕組みの一つとして、地域通貨なども利用することも提案。
例えば1000歩を歩けばポイントがたまり、そのポイントでバスに乗れるようにするなど、いろいろな政策を検討して実施するよう要望しました。
また、街頭演説などでも、市政報告させていただきます。
消防は移転しないと決めたなら徹底して対策をすべきです。土嚢も足りておらず、鉄板枚数も足りていないと考えます。地震が発生したときのことをある程度は想定していただきたいと願います。水管橋更新が進むことは有り難いですが、山積している問題は改善が進んでおらず、引き続き提案をしながら頑張ります。
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