酒井哲雄先生を偲ぶ会長
- Mitsuhiro Takeda
- 10月18日
- 読了時間: 2分
10月4日(土)
阿南YMCAの創設者である酒井哲雄先生を偲ぶ会に出席しました。
先生をよく知る方々や、岩浅元阿南市長さんともお話ができ、先生の思い出に触れながら、賑やかに過ごすことができた良い時間でした。きっと先生も、私たちが悲しむのではなく、このように楽しく過ごすことを望んでいらっしゃるのではないかと感じました。
先生は生前、「このYMCAは地元の皆さまのおかげで、阿南の地に作ることができた」と常々おっしゃっていたそうです。
阿南国際キャンプ場が完成したのは1967年、私が生まれる1年前のこと。当時の皆さまのご理解とご協力があってこそできた施設だと、改めて深く感じ入りました。
遠足やキャンプ、カッター、カヌー、ヨット、キャンプファイヤーなど、このYMCAで楽しい思い出を作った人も多いのではないでしょうか。私自身の思い出も尽きません。
今も夏には5〜6千人の方が訪れています。
先生が大切にされてきたこのYMCAが、これからも地域にとってかけがえのない施設として、ますます発展していくことを心から願っています。
特に心に残っているのが、先生の思い出話である「ウサギとカメ」のお話です。
私たちがよく知る「地道な努力が報われる」という話とは少し違います。ウサギとカメが競争して、先にゴールに向かったウサギが川にぶつかって渡れなくなってしまう。
そこに遅れてやってきたカメが、ウサギを背中に乗せて川を渡ったそうです。
困った時は助け合うことの大切さを教えてくれる、先生らしいお話でした。
「海洋センターは私にとって、かけがえのない場所」。そう語っていた酒井先生。
今は安らかに、懐かしい この場所にお帰りなさい。そして、本当にありがとうございました。


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