top of page
執筆者の写真Mitsuhiro Takeda

産業建設委員会を終えて

6月16日(金)

 本日は産業建設委員会でした。

 昨日、一般質問を終えての感想を申しますと、全体的に事業の進歩速度が遅く、「このままでは阿南市は衰退していくのではないか?」と強い危機感を抱きました。

「エネルギーや資材価格、食料品等の価格高騰」、「コロナの第5類への引き下げに伴う人流・物流・消費の回復や”インバウンドで要”の大幅増」、「急激に進展する人口減少・高齢化社会」など、社会情勢の変化にいち早く対応するまちづくりを構築するため、私は、より多くの市民の声を聴き、解決策を考え、市議会の場で強く提案・要望等してきましたが、実現にはかなりの時間を要す状況で、実現することは極めて困難な案件が多い状況です。

目まぐるしく移り変わる時代において、「先を読む一手」を適宜打っていかなければ、阿南市は取り残されてしまいます。

 船に例えますと阿南市の未来に向けて「舵取り」をするのは市長であり、事業内容を立案し推進する「エンジン」となるのは市職員であります。

 市政に携わっている私個人的な感想ですが、ここ数年、阿南市は、事業実施の可否や事業の方向性を決めきれない、若しくは、決めるまでのリードタイムに時間がかかり過ぎであり、結果、事業自体が遅きに失しています。

 また、阿南市には、高性能・高出力のエンジン(職員)を有しているにもかかわらず、育てた人材を生かせてないと感じています。

 人事異動が発生すると事案が振り出しになってしまう感が否めません。

 これは、税金の無駄遣いです。この現状は、市民生活や地域経済に必ず影響が出てきます。

 行政に大事なのは、すべての人が一定の行政サービスを享受できる「公平性」、迅速に対応する「機動性」、新しいことにチャレンジする「創造性」が大事であると考えます。

 例えば、かもだ岬温泉も、答申では令和3年度までに結果を出すように要望していました。期限を決めないと進まないからと期限を設けたにも関わらず、全く進んでない。

 かもだ岬温泉保養施設運営審議会メンバーも忙しい中、有識者が意見を出し合い、方向性を示したわけです。それにより、職員も奔走していました。

 時折、様子を伺いましたが、担当職員は守秘義務があるのか、聞いても話してはくれませんでしたが、頑張ってる様子は感じていました。

 別案件で、市長には、地域通貨をすすめるようにお願いしたところ、いま、重要な「かもだ岬温泉保養施設」の案件をさせており、終われば取り組む考えだとのことでありましたから、そのことからも進めていることが伺えました。この相談は昨年のことです。

 しかし、今度は、積み上げできたものを切り捨てるように、全ての職員を配置替えして、今度は民間提案制度を進めようとしています。

 3月議会でトライアルアルサウンディングを実施しますと、いったばかりで、喉も渇かないうちです。

 ゲームのリセットでは無いのですよ。

 予算は皆さんの血税です。だからこそ、市政運営の一端を担う者としてこれからも使命感・責任感を持って、しっかりチェックが大事だと改めて認識しました。

これから、次の議会まで、また調査研究を進めます。

引き続きの皆様のご指導をお願い致します。

閲覧数:4回0件のコメント

Comments


bottom of page