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デュアルスクール

執筆者の写真: Mitsuhiro TakedaMitsuhiro Takeda

🔳デュアルスクールとは


地方と都市の2つの学校の行き来を容易にし、双方で教育を受けることができる新しい学校のかたちのこと。


地方と都市の交流人口や「関係人口」の増加による地方創生と少子化への対応、子どもの豊かな体験機会の提供の視点から、地方と都市の学校を結ぶ教育環境を創造することによって、地方と都市双方の視点に立った考え方のできる人材を育成するとともに、「二地域居住」や「地方移住」を促進することを目的としています。


🔳デュアルスクールの概要


現行の学校教育制度では、2つの学校に籍を置くことは認められていません。そこでデュアルスクールは、「区域外就学制度」を活用することによって、都市部に住民票を置いたまま、保護者の短期居住(数週間程度)にあわせて本県の学校に学籍を異動させています。

また、1年間に複数回の行き来も可能としています。


そして、学籍を異動させているので、受入学校での就学期間も、出席日数として認められます。


また、受入学校には非常勤の「デュアルスクール派遣講師」を配置し、当該児童生徒の学習や学校生活の支援を行うとともに、都市部の学校との連絡調整業務を行うことで、受入学校をサポートしています。


🔳デュアルスクールがもたらす効果


[対象児童]

地方と都市双方での生活を体験することによる多様な価値感の醸成


[保護者]

新たな働き方やライフスタイルの実現

子どもと過ごす時間の増加

将来的な二地域居住や移住に向けての子どもの教育に関する不安の払拭


令和4年の6月議会にて阿南市としても取り組むように要望しましたが、まだ、徳島県のみの取り組みです。


開始当時より、希望者は増えて来ていますが、県の定数は10名までとなっており、縮小傾向にあります。


現在、阿南市立椿小学校に、大阪府から1名の児童がデュアルスクールで来ています。


今日、参観をさせていただきましたが、とても明るく元気なお子様でした。


椿町の児童が、どうして椿に来たの?都会の方が良いじゃない?と聞いたところ、その子は、椿町の良いところを、いっぱい話してくれたそうです。


子ども達にとっても良い刺激があり、県の定数枠を増やすか、阿南市としても、受け入れ枠を設けるか、検討して欲しいと感じました。


 
 
 

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